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鼻プロテーゼ入れ替え手術が増加しています。鼻プロテーゼは、隆鼻術として多くの施設で行われていますが、きちんと挿入されていないと、グラグラ動く、形が浮き出る、感染を合併する、赤くなる、痛みを伴うなどのトラブルを生じることがあります。症状が強い場合には、鼻プロテーゼの入れ替え手術が必要になります。
鼻プロテーゼがきちんと挿入されていないと、横方向にグラグラ動くことがあります。動きが強い場合には、入れ替え手術が必要になります。
鼻プロテーゼが正しい位置に挿入されていない場合、鼻プロテーゼが浮き出ることがあります。光の加減でプロテーゼの輪郭が分かるような場合は、入れ替え手術が必要になります。放置すると皮膚が薄くなり、入れ替えが困難になることがあり、早めの対処が必要になります。
鼻プロテーゼに細菌感染を合併することがあります。赤くなっていたり、痛みを伴ったりする場合は入れ替えが必要になります。感染症状が強い場合には一度抜いて、期間をおいてから、再度挿入することをお勧めしています。
鼻プロテーゼが曲がることがあります。プロテーゼを挿入する際に、固定が不十分な場合や、鼻に外力が加わった場合に曲がってしまうようです。曲がりが強く左右非対称になっている時には、入れ替え手術を行い、正中に固定する必要があります。
鼻プロテーゼを入れた後、鼻先が赤くなることがあります。正常な位置に入っていない、無理な高さのプロテーゼが入れてあるなどの原因で起こります。適応するサイズのプロテーゼを正しい位置に入れ替える必要があります。
希望の鼻の形と違う、鼻の形を変えたい、もう少し鼻を高くしたい、などの場合は、鼻プロテーゼの入れ替えが必要になります。御希望を十分伺った上で、プロテーゼのサイズを変更します。
鼻プロテーゼ入れ替え
術前 |
術後35日目 |
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39歳、女性。鼻プロテーゼの曲り、グラグラ動く、入れ替え
症例経過:鼻筋を通すために他院で鼻プロテーゼの手術を行った症例です。鼻プロテーゼが曲がり、グラグラ動くことが気になりましたが、前医では治療をしてもらえず、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、鼻プロテーゼは、輪郭が浮き出て、右に曲がり、横方向に大きく動いていました。更に鼻背の一部が赤くなっていました。プロテーゼの入れ替えの必要があると判断し、入れ替え手術を行いました。希望のサイズの鼻プロテーゼを正中に固定して、曲がりや動きを改善させました。
症例解説:鼻プロテーゼは多くのクリニックで行われていますが、トラブルが起こることがあります。曲がった、動く、浮き出た、赤くなったなどの場合は、入れ替えが必要になることがあります。その方に合ったプロテーゼを正確な位置に入れることにより、修正は可能ですが、初回の手術に比較して難易度は高くなります。鼻プロテーゼ入れ替えは、腫れが長期に続くデメリットやリスクを認めることがあります。手術の効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。術前に十分説明を受けてください。
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