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手術方法 / 鼻中隔延長の適応、メリットとデメリット / モニター写真
東洋人はもともと鼻が短く鼻尖が低く上向きである場合が多く、更に鼻中隔軟骨や、鼻翼軟骨などの骨格が小さい傾向があります。そのような場合上向きの鼻や、低い鼻、団子鼻に対して行われる手術が鼻中隔延長手術です。そのような方の鼻を下向きにして、鼻の穴を目立ちにくく、鼻先を高くすることができます。
オープン法
鼻橋を切開することにより鼻腔内に大きな視野を取ることが出来ます。鼻中隔軟骨を、その輪郭を残して採取します。採取した軟骨を、残した輪郭に固定することにより、鼻中隔を延長します。大きな延長効果が得られる利点がありますが、術後鼻が変形する場合も見られます。
クローズ法
鼻吸内を切開し大鼻翼軟骨鼻尖部から内側脚間を剥離してスペースを作製します。主に耳介部から採取した軟骨を作製したスペースに移植して鼻尖部や鼻橋部を延長します。オープン法に比較すると延長効果は若干劣ります。しかし術後鼻の変形をきたすことはほとんどありません。
注入法
近年、高品質の注入用ヒアルロン酸が開発されました。ヒアルロン酸を鼻橋部や鼻尖部に注入することにより、短鼻の延長効果を得る方法です。メスを使用しませんので短時間で終了します。
鼻中隔延長手術
術前 |
術後 |
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46歳 女性。鼻中隔延長術
症例経過:鼻の形が悪いことが気になっていた症例です。どこをどう直したら良いのか分からないということで、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、鼻根が低い、鼻尖が上を向いている、鼻の穴が目立つ、鼻が短いなどの所見があり、鼻中隔延長術を勧めしました。鼻柱が出て、鼻尖が高く長くなり、鼻の形が改善されました。
症例解説:鼻橋が低く引っ込んでいる、鼻が短い、鼻の穴が目立つ、鼻先が上を向いている、鼻の下が長いなどの場合、鼻の形が悪くなり、顔全体の印象も悪くなります。どこをどのように直せばいいのかわからないということで御相談をいただいています。このような場合、鼻中隔延長術により、短鼻を改善させ、鼻橋を下方に出すことで鼻の下が短く、鼻の穴が見えにくくなります。更に鼻尖を高くすることにより顔全体の印象がぐっと引き締まります。鼻中隔延長術は、数年経過した後に鼻が変形したり、曲がったりするリスクやデメリットを認めることがあります。術前に十分説明を受けた後に、手術に臨んでください。
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