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目の下の膨らみは、眼窩内脂肪が下垂し、下まぶたに飛び出して来ることにより起こる変化です。加齢に伴い40歳以後に目立ってくることが多く、中年以後の年齢で多く認められます。若年者でも、目の下の膨らみが認められことがあり、10歳代から目の下の膨らみが大きくなってくる場合があります。美容的に問題が大きな場合には、手術適応になります。
目の下に膨らみがあると、老けてやつれて見えます。人相が悪く意地悪な、悪人顔に見えることもあります。久しぶりに会った友人から、老けたと言われたり、具合が悪そうに見えると言われたりして、ショックを受ける場合もあります。年を取って見える、人相が悪く見えるなどの理由から、治療を希望される方が多くいらっしゃいます。
目の下の目袋や膨らみは、化粧で隠すことが出来ません。ファンデーションを厚塗りすると、目袋の下が溝になるために、膨らみが強調されてしまいます。目の下の窪みを目立たなくする方法は、美容整形以外にありません。
目の下の膨らみの段差になっている部分に、ヒアルロン酸を注入することにより、膨らみを目立たなくすることが出来ます。切らない膨らみ取りは、これまで軽症の目袋取りに対してのみ行われてきましたが、近年高品質の充填物質が開発されたために、中等症や重症の膨らみに対しても行われ、効果が認められるようになりました。
大きな目袋、目の下の膨らみをしっかり無くしたいという場合には、切開式の目袋取りが適応します。下まぶたの睫毛の直下を切開する経皮的目袋取りが最も効果のある方法です。目の裏側から経結膜的目袋取りも行われていますが、術後下まぶたに、小じわが出ることがあり、タルミが強い場合には注意が必要になります。
目袋目の下の膨らみ取り
術前 |
術後14日目 |
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55歳、女性。切らない目袋取り、目の下の膨らみ取り
症例経過:年齢と共に目の下の膨らみが大きくなってきた症例です。老けて見えるのが嫌で美容整形を希望して、御相談いただきました。診察したところ、下まぶたに眼窩内脂肪が飛び出してきており、目の下が膨らんで、目袋を形成していました。どうしても切りたくないという希望により、切らない膨らみ取りを行いました。クッキリと目立っていた目袋が改善され目立たなくなりました。
症例解説:目袋とは、年齢と共に目立ってくる下まぶたの膨らみのことを言います。老けて見えると共に、意地悪な悪人顔に見えることがあります。化粧を厚塗りすると膨らみが、かえって目立つ結果になるため、化粧で改善させることは不可能です。その為、美容整形による治療が必要になります。近年、注入用のヒアルロン酸が開発され、注入治療により効果が期待できるようになりました。短時間で行うことが出来るために人気があります。ヒアルロン酸による目袋治療は、効果が減衰して再注入を要することがあるというリスクやデメリットを認めることがあります。術前に十分な説明を受けてください。
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